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2023年度 大卒求人のポイント

 
 

2023年大卒の採用活動が、3月1日スタートしました。

 
 

マイナビ・リクナビ等の調査によると、23年卒の採用意欲はさらに回復傾向。
採用活動は前年と同様のスケジュールで実施される見込みです。

 

採用予定数は、「前年並み」が最多であるものの「増やす」の割合が去年よりも増加しており、新卒採用を実施する理由は前年と同様、「組織の存続と強化(活性化)」「年齢など人員構成の適正化」という回答が上位となっています。

 

アフターコロナに向けた組織強化や、今後、大卒年齢に相当する22歳人口が減少していくことなども踏まえると、若手人材の獲得競争が激化しそうな気配があります。

 
 

採用活動は、3月会社説明会、6月選考開始とされていますが、法的な縛りはなく、早期に開始している企業も多く見られます。
また、採用手法も多様化しています。

 

インターン制度の普及により、解禁前の2月ですでに内定率が13.5%との報道もあります。
今年の求人活動のポイントとしては、早く、そして多くの学生に、多様なチャネルで接することが昨年よりも必要になってきています。
大手にはかなわずとも、中小企業もできることはあります。

 
 

例えば、ハローワークの大卒求人に登録、SNS(インスタグラム、ライン、ツイッター等)の活用、大学に個別で求人票を登録、知り合いへの声掛けなどです。
それぞれに知恵を絞り、他社との差別化を図ることが重要です。

 

しかし、独自のチャネルを作ろうと思ってもすぐにはできません。
自社が継続して取り組めることを模索してみましょう。
激変の学生時代を送る学生たちには、「変化に強い企業」の姿を見せることが有効なのではないでしょうか。

 
 
 

社会保険労務士
人事部長   藤井 喜八郎